口の奥の本棚

古に絵本の紹介をしていたブログ。今はたまーにてきとーに思ったこと書いてます。

わからないもののせいにしたい

占いとか、パワーストーンとか、スピリチュアル系のものが嫌いじゃない。スピってるとかいって揶揄されるから大声じゃ言えないけど、占いを見るのが好きだし、タロットカードもパワーストーンブレスも持っている。でも信じてるかといえばそうでもない。

 

昔私は中学受験組だったので、小学生の頃から塾に通い、受験勉強をしていた。国語が得意で何もしなくても偏差値70を取れる一方、算数はいくら勉強しても偏差値47とかだった。だから勉強するのはいつも算数だった。偏差値70より47の方が遥かに伸び代があり、伸ばすのも楽だから。

公開模試では問題に対して全受験生の何%が正解したかの正答率が載っている。正答率が50%以上あるのに自分が間違えている問題は、次に正解できるようによく復習しておかないといけない。逆に20%や30%だったら気にしなくていい。

何が言いたいかというと、常に減点方式で生きてきた。自分はこれができない、あれもできない、努力して克服しなければならない。あれもこれもできないのは自分の努力不足のせいなんだ、努力さえすればああいう風になれるのに、努力しない自分が悪いのだと、全ての原因を自分に背負わせていた。だってそうじゃないと説明がつかないでしょう?と本気で思っていた。

今はそれは正しくないとわかる。とても驕った考え方だった。むしろ努力だけで報われることの方が少ない。

一生懸命頑張って努力して、でも報われるときもあるし報われないときもある。自分の力だけで物事が成り立っているわけじゃない。それはわかってはいるけれど気持ちのやり場がない。どうしたらいいんだ!そういうときは、自分以外のおよそ説明のつかないものに丸投げしてしまう。占いやパワーストーンや神様や仏様に。

今はいろんなことがはっきりしすぎて、責任や原因の所在、解決策、正論で目がチカチカするけど、科学的に説明できないものはそのまま優しく受け止めてくれる。それに縋って依存状態になったり、生活が破綻するようではもちろんよくないけれど、背負いすぎた自分の責任をちょっと肩代わりしてくれるのは、正論より、説明できないわからないものの方なんじゃないかな。

 

言いたいこともまとめ方もよくわからなくなってきたので終わります。パワーストーン買ったら文章力もあがったりしないかな。